健康派閥について思う事

健康派閥について思う事

最近のテレビ番組では「健康」をテーマにするものが多くなった。理由は明らかで、喜んで刑事ドラマやヒット歌番組を視聴していた世代が年をとり、最大関心事が「健康」に移ったからだ。一昔前ほどではないにせよ、テレビの影響力はなお強力で、「○○」が健康に良い食材だと紹介されれば、翌日にはネットでその商品が売り切れになったりするのはよく聞く話だ。特に高齢者にテレビはまだまだ効く。

 

多くの人々が健康難民であり、あちらの土地が良いと言われればその旗を目指し、ひと時を過ごすとあまりいい場所ではないかもしれないと、来た道を引き返すような事が繰り返されているのではないだろうか。

 

世の中には、「べジタリアンこそ最高の賢者」と言う人があれば、こちらの群れでは「肉食最高!」のシュプレヒコールがあがっている。ガン治療にしても、最先端医療支持派と、自然治療医術支持派に分かれる。こういった事が発端となって友人や家族関係にヒビが入ることは何としても避けたい。ガンは常に多発し、放射能、食品添加物への懐疑と不安は消えない。そのストレスが現代社会の人間関係に重くのしかかっている。

 

人生は選択の連続であるが、どんな健康法を選ぼうが所詮、人の致死率は100%だ。樹木希林さんはガンの延命治療は施さずに、この世にサヨナラした。人の命の使い方にあーだ、こーだ言いなさんな。とでもいうふうに。

 

希林さんのように、自分の生き方にあった「気に入った」健康法、つまりは生き方を選べばいいだけ、と思う。

 

そして、難しい事だが、人の健康法にはトヤカク言わない事。批判したり、否定したりはしない事が肝心だ。難しい事だが・・・と、2回繰り返す。その人の事を心配してあげるくらいが適当な距離感なのだろうと思う。

 

多分、健やかに安心して暮らしている人は自分の健康アピールなどはせず。ただ、そこにあるだけだろう。自分もできればそうありたいと思う。

 

できればこのブログにしても、理屈ではなく、実践的報告を是非していきたいものだと考えている・・料理とかちょっとしたアイデアとか。またまた、そんな屁理屈をこちらに書いてしまった。

 

暑くもなく、寒くもなく、ちょうど心地よい秋の日をゆったりとまずは楽しもう。

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